Blender入門#10:図形の追加とモード
基本的な図形のオブジェクトをシーンに追加する方法を説明します。
Blenderでは基本的な図形(プリミティブという)がいくつか用意されています。まず、最初に図形を置く位置を3Dビュー上でマウス左クリックします。すると、3Dカーソルがその位置に移動します。
オブジェクトを追加するには3つの方法があります。まず、一つ目が「Shift」+「A」キーを押します。すると、以下のメニューが表示されるので、例えば、「メッシュ」、「モンキー」を選択します。図のように追加できる図形や図形以外のオブジェクトの追加をこのメニューから行うことができます。
[GARD]
もう一つがツール・シェルフの「作成」タブにあるボタンを押すことで、オブジェクトの追加ができます。
ツール・シェルフは3Dビュー上にマウスカーソルを置いて、「T」キーで表示/非表示できるものでしたね。
最後の3つ目の方法は3Dビューの下部に表示されているヘッダにある「追加(Add)」メニューから選択する方法です。
例えば、メニューからモンキーを選択すると、3Dビューの3Dカーソルの位置にモンキーの形状が追加されます。ちなみに、このモンキーの名前はSuzanne(スザンヌという)という世界的に知られたBlenderのマスコットキャラです。Blenderユーザーなら知っておかねば逆賊とみなされます(うそ)。
追加するオブジェクトの中には、追加したときにある程度の形状の調整をすることができます。
例えば「UV球」を選択してみましょう。オブジェクトを配置したとき、3Dビューの左側に表示されているツール・シェルフの一番下に「UV球を追加」というパネルが表示されます。この部分をオペレーターと呼んでいます。
このパネルは配置した直後にのみ表示されるもので、UV球を移動させたり、モードを変えたり、何か他の操作をすると、オペレーターの表示は消えてしまい、2度と表示されません。もう一度表示させるには、追加したオブジェクトを「X」キーで削除し、再度同じ追加を行う必要があります。
UV球の場合、形状を以下のオペレーターにてプロパティの調整をすることができます。セグメントやリングとはやってみれば分かるのですが、UV球のメッシュ構造の分割数です。
- セグメント・・・横方向の細かさ
- リング・・・縦方向の細かさ
- サイズ・・・UV球の大きさ
- 他のプロパティは見ての通りなので説明は省略
なお、このオペレーターは「F6」キーを押すと、以下のように3Dビュー上にも表示させることができます。
ここで、オブジェクトについてもう少し説明しておきます。追加したUV球を選択した状態で「Tab」キーを押して、編集モードに移ります。UV球の横の空間(適当な位置で構いません)をマウス左クリックして、3Dカーソルをその位置に移し、「Shift」+「A」キーを押します。すると、表示されたメニューには、先ほどのメニューのうちメッシュのものしか表示されていません。これは現在、メッシュの編集モードにいるためです。
ここで「立方体」を選択します。その後、「Tab」キーを押します。見た目は2つのオブジェクトが配置しているように見えますが、これらはひとつのオブジェクトとして扱われます。つまり、つながっていなくても処理上はひとつのものとして扱われます。
以下の図の左側はオブジェクトモードで2つのメッシュオブジェクト(立方体とUV球)を作成したので、それぞれ選択することができますが、右側は片方のオブジェクトを作成した後に、そのオブジェクトの編集モードに入って、そこで図形を更に追加したものです。オブジェクトモードに戻ったらひとつのものとして扱われ、1度に2つの形状が選択されます。
はじめまして。
宮本と申します。
ご質問なのですが私が使っているBlenderで、追加をクリックすると
メッシュ、カーブ、サーフェイスなどの選択欄は無く、いきなり平面・立方体などの選択画面になってしまいます。
選択欄にカーブを追加する場合のやり方など知りたいのですがご存じでしたら教えて下さい。
Blenderの無料版には元々備わっていないなどがあるのでしょうか?
ご教授の程、宜しくお願い致します。
Blenderに無料版/有料版の区別はないですが・・・。
エディットモードになっていて、オブジェクトではなく、メッシュの追加を選択するものになっているということでしょうか?それなら、自分の今いるモードを確認してください。
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