このサイトではBlenderやMaxwell Renderの使い方を初めての方でも分かり易いように解説したチュートリアルと藤堂+の作品やCGに関連した参考書、Webサイト、CG(VFX)を使った動画を紹介しています。

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Maxwell Renderチュートリアル

13.MXM Galleryのマテリアルを使う

もっと簡単に複雑なマテリアルを設定する方法は誰かが作成したマテリアルを読み込んで流用することです。Maxwell Render 2よりブラウザ機能が向上し、インストール時にインストールされたマテリアル・ライブラリを容易に閲覧、使用することができる他に、Maxwell Studioから直接インターネット上にあるマテリアル・ライブラリ(MXM Gallery)に接続し、マテリアルを入手・使用することが可能です。 Viewportの下にあるMaterial Browserタブをクリックすると、Material Browserが表示されます。


Material Browser

MXM GalleryにアクセスするにはMXM Galleryのアカウントを取っておく必要があります。以下のURLにアクセスします。アクセスしたら、右上にある「Register」をクリックします。


http://resources.maxwellrender.com/

Registerフォーム画面では最低限ログイン用の名前とパスワード、誕生日、国、メールアドレスを入力し、「Register Now!」ボタンを押します。すると、登録したメールアドレス宛に確認用メールが届きますので、メールの指示に従います。


Registerフォーム画面

アカウントの作成が完了したら、Maxwell Studioのメニューから「Edit」→「Preferences」を選択し、左側に表示されているツリーから「Materials」→「MXM Gallery」を選択します。ここでMXM Galleryのログイン名とパスワードを入力します。


PreferencesへのMXM Galleryアカウント設定

では、Material Browserに戻って、右上にある青色のアイコンをクリックします(Step1参照)。すると以下のようなウィンドウが開きますので、左上の検索ボックスにキーワードを入力して「Search」ボタンを押します。検索キーワードは英語で"Metal"、"Wood"などのほか色でも検索できます。分からない場合はブラウザ(IE、Firefox等)でMXM Galleryを開いてGalleryの中を散策してみてください。マテリアルが登録されたときのキーワードが大体分かると思います。検索すると画面に検索にかかったマテリアルのリストが表示されます。左側に小さなサムネイルが表示されますが、ネットワークの状況により読み込みに時間がかかるので、全部表示するにはしばらく待つ必要があります。


MXM Galleryの検索画面

リスト上のマテリアルをダブルクリックすると、大きなサムネイルが表示されます。


大きなサムネイル表示

使いたいマテリアルが決まったら、選択して「Import」ボタンを押すことで自動的にダウンロードされMaterialsリストに追加されます。なお、ダウンロードしたマテリアルはPreferencesにて設定したフォルダに格納されているので、次回からはダウンロードしなくても利用可能です。では、monkeyたちにMXM Galleryのマテリアルを設定してみましょう。自由に設定して構いませんが、ここではMXM Galleryに接続して、「metal」で検索し、検索結果の中から次のマテリアルを選択してImportしたものを使っています。


  • Rusty Iron - A
  • perforated_metal
  • Old Screws
  • Metalic Glass 01
  • Yellow Painted Metal

レンダリングします。以下のようになったはずです。


レンダリング結果
サンプルシーンのダウンロード