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Reflectance 90はRoughnessが小さくなったときにReflectance 90の色が現れてくることは前の章で説明しましたが、Roughnessが大きな値のときでもReflectance 90の色が出てきて欲しい場合があります。そんなときはR2値を設定します。 R2値は2つのパラメータから構成されており、1つ目の数値が視点からどれだけの角度になったらReflectance 90の色が出てくるかを設定し、2つ目の数値はそのときのRoughnessの影響度を0~100で示します。
では、前の章で作成したシーンからReflectance 90を赤に設定しているmaterial_1(monkey2に適用したマテリアル)を残して、monkeyに適用されているマテリアル全てを削除します。
material_1のR2値の横にあるチェックボックスにチェックを入れ、R2を有効にします。1つ目の数値に80を入れ、2つ目の数値は0のままにします。
マテリアルを4つ複製して、R2の最初の値が60のもの、最初の値が40のもの、20のもの、最初の値が20で2つ目の値が100のものを作成します。
これらをmonkey1~monkey5までに適用し、レンダリングします。その結果は以下のようになったはずです。Reflectance 90に設定した色がR2の値により視点との角度に対応して現れています。最後のは2つ目の値を100にしているので、最初の数値が浅く設定されていてもRoughnessの影響度100なのでReflectance 90の効果が出ていません。