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Archive for the 'OpenEXR Multilayer' Category

OpenEXR Multilayerの利用

レンダリングは時間がかかるため、色や見た目の調整で何回もレンダリングしていたら時間がいくらあっても足りません。特に、納期がある制作の場合は泣きますね。そこで、通常はレンダリング結果を各成分(パスという)に分けてレンダリングして、それを合成することで1枚の絵を作ります。Blenderの場合は、合成にはNode機能を使いますが、ちょっとした色の調整とかなら再度レンダリングしなくてもNodeの調整だけで済むので、時間が節約できます。

では、パスを出力するにはどうするかというと、レンダレイヤを使いますが、パスを11枚出力するのもやってられないです。Nodeをいじったことある人ならFile Outputを使って、パスを一気に出力するかもしれません。それはそれで使うときもありますが、違ったやり方もあります。それがOpenEXR multilayerです。

例えば、LayerパネルにあるPassesを図のように設定して、レンダリングを実行します。

Outputパネルの出力形式の部分か、「F3」キーを押した後のウィンドウにある出力形式で、“OpenEXR Multilayer”を選択してレンダリング結果を保存します。すると、拡張子が「.exr」のファイルがひとつできます。

Nodeエディタを開いて、Inputノードの「Image」ノードを配置します。ノードにある「Open」ボタンを押して、先程保存したEXRファイルを開きます。

そして、ノードの下部にある「Layer」から、「RenderLayer」を選択します。すると、図のようにPassesに設定したものに対応したソケットが表示されます。これで1つのファイルから複数のパスのデータを取り出すことができます。

更に、Layersパネルでレンダレイヤを複数にすると、パスをカテゴリ分けして管理しやすくすることもできます。図のように3つのレンダレイヤを用意します(スロット右側の「+」ボタンで追加する)。そして、Passesパネルでパスをチェックして、レンダレイヤ毎に違ったパスを含めるようにします。このとき、必ずCombinedにチェックを入れること。これでレンダリングを行い、同様にEXRファイルを保存します。

NodeエディタでImageノードを配置し、出力したEXRファイルを開きます。ノード下部の「Layer」をクリックすると、設定したレンダレイヤが表示されるので、選択したレンダレイヤによりImageノードのソケットが変わります。