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Archive for the '長さの扱い' Category

Blenderでの長さの扱い

この内容は新たなブログページで更新しています。次のページを参照することをお勧めします。 http://www.cgradproject.com/archives/1117

対象Blenderバージョン: 2.56 Beta (r34076)

長さについては基本中の基本ですが、敢えてまとめておきます。あまりBlenderに詳しくない人のためにも。長さに関する機能を使うとBlenderをCADみたいに使うことができます。実際、私も仕事でBlenderを使って図面からモデルを起こしたことがあります。
1.Blenderでの長さ・角度定義
デフォルトの状態ではBlenderはBlender Unit(BU)という単位を使って表示しています。バージョン2.49まではこの単位系しかなかったので、1BUは1mに相当とか、1BU  は10cmに相当とかユーザー側で決めてやって使っていました。バージョン2.56からは、この他にメートル、ヤードが加わり少しマシになっています。
単位系の変更は、プロパティ・エディタのヘッダの「Scene」ボタンを押し、表示された「Units」パネルで行います。パネルの各プロパティは次の通り。
・「None」・・・Blender Unit。
・「Meteric」・・・メートル。
・「Imperial」・・・ヤード。
・「Degree」・・・度数。
・「Radians」・・・ラジアン(使えない・・・、バグ?)。
・「Scale」・・・「Metric」または「Imperial」を選択したとき、1BUとの比を設定します。例えば、2にすると、1BUが2mとして表示されます。
・「Separate Unit」・・・例えば、2.50mの場合は2m50cmと分けて表示します。
2. 長さ・角度・面積の表示
メッシュ・オブジェクトのエッジの長さ、エッジのなす角、フェイスの面積はエディットモードにして、「N」キーを押します。表示されたプロパティの中の「Mesh Display」パネルで、Numericsと書かれた部分の「Edge Length」、「Edge Angles」、「Face Area」にチェックを入れると表示できるようになります。
下図は「Edge Length」と「Edge Angles」にチェックを入れたときの「Mertic」表示の結果です。
3. これは重要
ここでBlenderの長さ表示には落とし穴があります。それは、オブジェクトモードで大きさをリサイズ(「S」キー)すると、3D View上でのオブジェクトの大きさは拡大または縮小されますが、その後にエディットモードに戻って、長さを見てみると、元のままです。3D View上の大きさは変わっているにもかかわらず。これは長さの情報がオブジェクトのローカル座標系に属していて、オブジェクトモードでのリサイズはその座標系自体もリサイズしてしまうからかと思われます。だから、大きさや形を変えるときは全てエディットモードでやらないと大きさの統一が図れません。
4. ”Measure”アドオンの使い方
3D View上の2つのオブジェクト間の距離や、エディットモードでの2つの頂点間の距離を調べる
のに便利なアドオンがあります。「Ctrl」+「ALT」+「U」キーを押し、User Preferencesウィンドウで、「Add-Ons」ボタンを押します。表示されたアドオンの中から「3D View:Measure Panel」の右側にあるチェックボックスにチェックを入れて有効にします。

このアドオンの操作パネルは、3D View上で「N」キーを押したときに表示される「Measure」パネルです。

オブジェクトモードで3D View上のオブジェクトを1つ選択した場合は、そのオブジェクトと3Dカーソル間の距離が表示されます。2つのオブジェクトを選択したときは、その2つのオブジェクト間の距離が表示されます。
エディットモードで使うときは、例えば距離を図りたい2つの頂点を選択してから、「Measure」パネルに表示された「Update Selection & distance」ボタンを押すと、3D View上の距離が更新されます。

「Global」がオンの場合は、距離の標記がグローバル座標系での標記になります。このとき、グローバル座標系なのでオブジェクトモードでリサイズすると、3項の説明とは異なり距離も変更することができます。「Local」をオンにした場合は、3項の通りですが、2項で説明した「Mesh Display」パネルで表示される長さはこちらの標記で表示したものと同じになります。このアドオンで表示される距離の方が1桁有効数字が多いので、精度を要求する場合はアドオンを使った方がいいです。

なお、単位系をメートル表示にしても、3D View上の表示は図のように”BU”になっていますが、これは表示の間違いでメートルの数値です(「Measure」パネルではメートルになっている)。

以上です。