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Archive for the 'モデリング時の視野設定について' Category

モデリング時の視野設定について

さて、今回も地味な部分を紹介してみます。チュートリアルというより、コラムになってますが。
 
対象バージョン: Blender 2.57RC1(r35899)
 
1. Orthographicモードの欠点とPerspectiveモードの利点
モデリングを行う際に、3D View上での長さを把握しやすいのは視野をOrthographicモードにしたときです(切換は、テンキーの「5」キー)。しかし、Orthographicモードの場合、斜めから見たときなんかは遠近感がないので、逆に変な感じになります。 これに対し、Perspectiveモードでは遠近感が出るため、斜めから見た時は自然ですし、3D Viewのプロパティでいくらでも遠近感の度合いを調整できます。しかし、正確に空間内の頂点やエッジの位置関係を把握するのは不適当で、モデリングしずらいです。 こんなPerspectiveモードですが、モデリング時に威力を発揮することがあります。何だか分かりますか?
 
Orthographicモードの場合、オブジェクトに接近しようと、マウスホイールを回しまくると近づくことは近づきますが、ある時を境にそれ以上近づけなくなります。複雑なモデリングをしていると、もっと近づきたいという場面で近づけなくなります。こういう経験ないですか?
ところが、Perspectiveモードだと、ドンドン近づくことができて、最後にはオブジェクトの内部に視点が入り込んでしまいます。これがこのPerspectiveモードでの使えるところです。 例えば、口の中のような内部に入り組んでいるところをモデリングするときや、構造物が複雑に入り組んだところを作る場合(場合によってはレイヤーを使えば入り組んだ状態からシンプルな状態にすることもできますが)、Perspectiveモードにすることだけで解決することが多いです。
下図はMonkeyオブジェクトの内部に入り込んだ状態の図です。
 
なお、Perspectiveモードでは、他のオブジェクトが視点の中心になっているとき(つまり、テンキーの「. 」キーで中心に設定しているものが、これから接近して見ようと思っているオブジェクトでないとき)、そのオブジェクトより遠いところにある他のオブジェクトに対して、近づける距離には限界があり、ある位置より近づけなくなります。そんなときは近づきたいオブジェクトを選択して、テンキーの「 . 」キーで視点の中心をそのオブジェクトに移すと近づくことができます。
 
2.以外な便利機能
上記に関連したモデリング時に使える便利があります。モデリングのやり方は人それぞれかもしれませんが、私が便利かもと思った機能です。この機能はデフォルトではオフになっていますが、オンにすることで、長さや位置関係をきちんと把握して作業するフロントビューやサイドビュー、トップビューのとき、つまり、テンキーを押した時は自動的にOrthographicモードになって、マウスで視点を変えると自動的にPerspectiveモードになります。これって便利じゃないですか?

設定方法は、「Ctrl」+「ALT」+「U」キーでUser Preferencesウィンドウを表示し、「Interface」の「Auto Perspective」のチェックをオンにします。これで完了。